池上六朗先生創案の三軸修正法を私的解釈
2004年10月から、毎週木曜日に池上先生のもとに通い、三軸修
正法について、池上先生のお話をお聞きしてきました。
そこで、自分なりに気付いたこと、私なりの解釈をしてみたいと
思います。
まず、池上先生の言葉をその御著者から抜き出してみます。
池上先生のお言葉を抽象(捨象)してみるということですね。
『身体の言い分』より。
1、わたしの治療法にしても、ふっと感じたことをやっているだけ
なんですけれど、それでは、ほかの人に伝わりませんから。
(中略)ほんとは、その説明はあとですよね。
(46ページ)
2、わからないことを暴くと、大変革が内側で起こる。
(47ページ)
3、ただ、わたしが伝えたいのは、やり方を教わるのではなくて、
自分で考えてみたらという姿勢なんですね。
(45ページ)
4、わたしは、ペンダントみたいなもんでもなんでも良いからぶら
下げるといいよ、と言ってるんです。(笑)
これでほとんど良くなります。
(50ページ)
5、とにかく、現実を「あえて」分けて考えたら、そこから、何が
読み取れるかという試みが、理論というものだと思っているんです。
(57ページ)
6、たしかに、何かを言うときにはモデルでしか言えない。
(58ページ)
7、みなさん、答えがあるように思ってるんですね。でも、そんな
ことはないんです。
(63ページ)
8、納得さえすればいいんですよ、術者が。
(69ページ)
9、すべてに流れている共通のものは何かな、と、わたしはそうい
うふうに考えるんです。それで、さっきじゃない状態になることを
やっているだけなんだ、と言っているんです。
(73ページ)
10、三軸というモデルで今語っていますけれど、わたしにとって
は大事でもなんでもないんですよ。その説明はね。
(91ページ)
11、ヒーラーがいい気分になると、空間を共有しているわけです
から、ヒーラーのいい気分が相手に伝わるんです。
(101ページ)
12、目の前にいる患者のことは一切考えない。自分がいちばん楽
な気分になるようにする。
(102ページ)
13、何とか言葉にしようとして、ほんとはそうじゃないんですけ
ど形式論理的に詰めていったことにして、三軸修正法ということに
したんです。
(111ページ)
14、わたしは、何でも心から信じることが本人にとって大切で、
外部からあれこれ言ってもどうしようもないと思うんですね。
(113ページ)
15、それはつまり、体の感覚でしか分らない話です。なんだそう
なの、というふうに思うしかない。
(118ページ)
16、治って当たり前だと思わないと、扱えないというのはありま
すね。
(123ページ)
17、治療の術があってね、修練してそれを施すと良くなる、とい
うふうにみなさん思い込んでいますよね。でもそんなものはいらな
いよと言っているんです。
(124ページ)
18、勉強はいいんだけれど、基本的なことを学んだら自分でそれ
を活用していけばいいのに、すでに人がやったことの、しかも、う
わべだけを勉強しているんですね。そんなことをやり続けてもだめ
だろう、と思うんですけれどね。
(151ページ)
19、先生のやっていることをどうしたら出来るようになりますか
、なんて、それはだめだよ訊いちゃあ。教えたからってそれができ
るかといったらできないですから。
(152ページ)
20、でもね、多くの人は、教わったことと同じことをしなくては
いけない、という思い込みで生きていますから、なかなか最初の一
歩を踏み出せないのかも知れませんね
(159ページ)
三軸修正法キーワード
『自然法則がカラダを変える!三軸修正法』池上六朗著
BABジャパン社より
☆カラダに不都合なシンクロを壊し、アラインメントを直すと治る。
☆コヒーレントな状態にする。
☆われわれ一人一人が、何億年もかけて連綿と進化してきた生命の
最新バージョンなんだから、それをリスペクトするんです。
☆治療法なんてパラーメータにしか過ぎない。
☆感動体験すれば良い。
☆所与の条件で考える。
☆何を行うにも、断固として信念が必要なのです。
☆不調を収拾するにはポテンシャルを下げれば良い。
☆カラダという容器のなかの粒子は「浮力」を得て「重力」と拮抗
し、平衡を保つ。
☆ココロが病んだらカラダを直し、カラダが病んだらココロを癒す。
さて、これらの池上先生の言葉を抽象すると何が言えるのか?
池上先生は、何をわれわれに伝えようとしているのか?
独断と偏見でわたしなりに考察してみます。
教わるだけではなく、自分のアタマで考えないとだめなんですよと
、池上先生がおっしゃっていますから(笑)。
☆自分の心が穏やかで幸せになること。そして、その心を相手と共
有せよ。そういう場(フィールド)を作れ。
☆自分が、ゆるぎなく絶対安心できる原理、理念に基いた治療法を
行え。
☆明確なイメージを持って治療せよ。そして、イメージを共有せよ。
☆術など無い。よって修練など必要ない。
☆術や理論は安心のための方便である。
☆だから、術や理論は、絶対不変と思える所与の条件に基いて考え
る。
☆所与の条件は、しかし、客観的普遍のものではない。
☆科学といえども、方便にしか過ぎず、絶対普遍のものではない。
☆自分が心の底から、身体感覚として絶対的に信じられるものを基
盤とせよ。そしてそれは、自分で見つけなくてはならない。
☆揺ぎ無いもの、これだけは間違いなく絶対に正しいと感じられる
ものを思い浮かべて、矛盾や迷いの無い心の状態のを作れ。
☆治療理論や治療術は、矛盾や迷いの無い心の状態を作るための方
便である。
ということは、どういうことなんだろう?
池上先生は、移民船の航海士を長年経験して、身体感覚として、
万物が有する引力、コリオリの力を身体感覚として、絶対的なもの
だと経験されたのでしょう。
また、金属加工、精密レンズ加工の体験から、熱力学の法則、ニ
ュ−トンの法則についても、絶対的な感覚をもって同意できるので
しょう。
だから、三軸修正法の説明として、物理法則を援用してきたので
はないか?
毎日、毎日、来る日も来る日も繰り返して眺めてきた光景。
心の奥底、潜在意識に染み込んでいる情景、その情景から導き出
された公理。それを基盤にした治療理論、治療術を自分で編み出す
こと。
自分にとって、心のなかに不安や迷いや、矛盾を生じることなく
、断言できること。これを思い浮かべて、心のなかから、不安や
迷いや矛盾を一掃する。
そして、さらに、幸福な情景を思い浮かべ、自分の体を緩めて、
患者の心に安心と快感をシンクロさせていく。
そして、なにがしかの術を施してさっきと違う状態にする。
自分にとっての絶対的な所与の条件というのは、自分しか知ら
ない。だから、それを見つけなくてはならない。
他ならぬ、自分自身によって。
これは、あくまでも現時点での私個人の考察です。
また別の人が三軸修正法を解釈したら、まったく別の側面があぶ
り出されるでしょう。
三軸修正法に興味のある方のために、未熟ながら書いてみました。
何かのお役に立てれば幸いです。
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